【京都】歴史ある街並みに溶け込んだ、スターバックス、京都二寧坂ヤサカ茶屋店

「スターバックス公式ブック」を購入してからと言うもの、日本全国のスターバックスの魅力に取り憑かれた今日この頃。

公式ブックの1番目に取り上げられていたのが、
「京都二寧坂ヤサカ茶屋店」

清水寺の方から、二寧坂を少し下ると、その象徴的な店舗がひっそり顔をのぞかせる。

大正期に建てられた築100年を超える日本家屋をリノベート。

さりげないスターバックスのロゴしか目印がなく、知らなければ素通りしてしまうほど。

街並みに溶け込んだ謙虚な外観だ。

幾年ものあいだに、雨風に耐えてきて、歴史を感じさせる経年変化した雨戸。

日本の伝統的な数寄屋風建築を店舗としたことも、座敷のある席を取り入れたのも、初めてということ。

設計はスターバックス・神戸北野異人館店を改装した実績のある柳和宏さんと、京町家の改装の実績豊富な冨家裕久さんが携わっておられるそう。

少し暗い照明のオーダーカウンター。

狭い廊下をくぐり抜けた先に、ドリンクを受けとるカウンター。

狭いけれど、窮屈ではなく、むしろこの先に何があるんだろうというワクワク感。

悠長な英語で外国の方とやりとりしながら、手際よくドリンクを作るスタッフ。大変な仕事である。

店内の暗い照は、この白い石で敷き詰められた明るい庭とのコントラストを生み出している。

ドリンクを受け取り、2階へ上がる。仕切りはとっぱらってあるものの、内観の雰囲気は昔のまま。

窓からの景色は、カフェではなく、旅館からの景色のよう。

どの席も良さそうだったが、

せっかくなので、座敷に上がるとした。現代っ子で普段、座敷は苦手としていたが、分厚いクッションのおかげで、ゆっくり寛げた。

4月中旬の昼下がり。清水寺から歩いてきて、体が火照っていたので、アイスアメリカーノをオーダー。

ホットからアイスへの移り変わりは、冬が終わり、次第に夏へ近づいていっている、ちょっとしたサイン。

店舗情報

スターバックスコーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店
075-532-0601