イタリア語でチンクエが「5」を意味し、テッレが「地」を意味する。
つまり、この世界遺産になっているチンクエテッレ(Cinque Terre)を訪れることは、5つの街を散策することになります。
僕がこの地を知ったのは一緒に出張に同行したインドネシア人に教えてもらったから。
近くの街に滞在していたこともあり、週末を利用して行くことに。
まずは、最寄駅からラ・スペツィア(La Spezia)という駅へ電車で向かいました。
ラ・スペツィアに着けば、チンクエテッレはもう目と鼻の先。
チンクエテッレは以下の5つの街からなります。
- Riomaggiore (リオマジョーレ)
- Manarola (マナローラ)
- Corniglia (コルニリア)
- Partenze (ヴェルナッツァ)
- Monterosso (モンテロッソ)
僕は一番遠くのモンテロッソ(Monterosso)から回り、それぞれの街を訪れながら、ラ・スペンツァへ戻ってくるプランにしました。
ちなみに、モンテロッソへ向かう電車では進行方向に向かって左側の座席に座ることで、海を見渡しながら移動できますよ。
5つの地というイタリア語の意味に引っ張られて、それぞれの街を訪れることに重きを置いたのですが、時間のない方は
- Manarola (マナローラ)
- Partenze (ヴェルナッツァ)
を訪れることをオススメします。電車も1時間に2〜3本ぐらいの感覚なので、電車の時刻をチェックしておくと効率よく回れると思います。
まずは一番先にあるチンクエテッレの玄関口であるモンテロッソへ行きました。
まずはここで、チンクエテッレ・パスを購入。
このパスを持っていれば、各チンクエテッレの街を電車で訪れることができるし、バスにも乗車することができました。
他の切符と同様、乗車前の一度だけ、こちらの機械に通すことを忘れずに。
意気揚々とモンテロッソの駅へ降りたものの、どこを周っていいものか迷う感じ。
とりあえず、駅を出てずっと右手の方へ歩く。
アーチ状のなっている小道に誘われるがまま進むと、階段が現れる。まだ、この時は体力があったので、登ることに。
雨で景色がイマイチだったものの、いい運動になりました。
とりあえず、つぎの電車の時刻のことも考えて、街並みをみつつ、駅に戻ることに。
駅を降りて真っ先に目に飛び込んでくるのがカラフルなお家の街並み。
ワクワク感という期待を胸に、港の方へと歩いて行きました。
街を抜けると、港へ。港側からみる街並みが綺麗で多くの人たちがカメラを街の方へ向けてました。
教会の傍の階段から登って見下ろす景色が非常に有名みたいなのですが、小雨だったこと、この後の体力を考えて今回は辞めておくことに。コレ、大人な判断。
駅を降りると、海の視界を遮るものがない景色に脱帽。
しかも、ちょうど、晴れ間が出てきたので、海面に反射する光がキラキラしていて綺麗でした。
この街はチンクエテッレで唯一、高台に位置しているため、駅から登って向かわなければなりません。
最初の街で購入にしたチンクエテッレ・パスを使い、バスに乗車。きつい階段を登ることなく、街の中心地へワープ。
散策してると家と家の間から海がチラッと見えたり。
映画のワンシーンに出てきそうな雰囲気のある階段。
各街には教会が1つずつあります。はるばるやってきた僕にとっては非日常の空間でも、住人にとって日常の空間。
バスの時間に急かされたけれど、この街にはもう少しゆっくりしても良かったかも。
そんな風に思わさせられる眺望。
チンクエテッレと言えば、というようなフォトジェニックの期待ができるマナローラが有名。
駅を降りて、港の方へ向かいます。
港の先の崖沿いの道を歩いて、振り返ると、これぞ、チンクエテッレってという絵が視界に飛び込んできます。
5つの締めくくりの街は愛の小道があるリオマジョーレ。愛の小道って、恥ずかしくて言いづらいね。
この散策をかなり楽しみにしていて、体力も温存していたのですが、まさかのクローズ。
後からイタリア人に聞いたのですが、ずっと閉鎖しているわけではなく、たまたま門番の人がいなかったからだよと言われました。
予期せぬハプニングもまた旅の醍醐味。
ちょうど雨も降りだし、寒くなってきたので、特に散策することなく、次の電車で帰ることに。
今回は、愛のスタート地点に立てたということで。次は夏のシーズンに訪れて、ヴェルナッツァの高台からの景色とリオマジョーレの愛の小道を楽しみたいなぁ。
勢いでインスタにも投稿しちゃいました。
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