きっちり観光の予定を立てて、その動線を1ミリも外れることなく、なぞるのもいいですが、気の赴くままに周るのも楽しいもの。
フィレンツェ 出張の最終日、春から夏へと変わりゆく少し汗ばむ陽気の中、ぶらりと散歩に出かけました。
休日の何よりの楽しみは目覚ましをかけずに、目が覚めた時に目覚めること。
それが、7時とかだったりしたら、得した気分になれるし、11時だったとしても、よく寝たなと気分良いものです。
この日は10時過ぎに起きたので、顔を洗い、寝癖を整えてから、「GUSTAPIZZA」というピザ屋さんへ。
フィレンツェ にもピッザリアと呼ばれるたくさんのピザ屋さんがありますが、ここはフィレンツェ 在住歴20年以上の日本人の方のお薦めのピザ屋さん。
こじんまりとした店内に、ピザ釜が頓挫しており、焼きたてを手頃な値段で買えることもあり、多くのお客さんで賑わっています。
店名を背負ってるピザを注文。生地は薄めでパリッとしつつも、耳はモチっとしていて、2人でシェアしてお腹がいっぱいになる。
お腹を満たした後はバルディーニ庭園とボーボリ庭園へ。芝の上で寝っ転がって、想い想いに過ごす休日の午後の昼下がり。ピクニックシートを持ってくればよかった。
散歩とカフェは切っても切り離せない。僕の好きなカフェは空いてて、静かなところ。それでいて、窓が大きく、店内が明るければなお良い。
そんな理想的なカフェがサン・マルコ修道院の屋上にあります。15世紀、孤児院の洗濯干し場だったこともあり、日当たりが良い。
向こう側にドォーモも見えるテラス席。
素敵なカフェなのに空いているのは、街の中心から若干外れているから。教会の鐘の音を聴きながら、ゆっくりできて、穴場ですよ。
夕食をとった後に、ミケランジェロ広場から夕焼けの景色を見に行きました。
ミケランジェロ広場は同じ目的の人で溢れかえっていたので、もう少し登ったところにあるサン・ミニアート・アル・モンテ教会(Google地図)から眺めることに。
期待していたよりも夕焼けに染まらない。想像していた絵は朝日なのかな。
日が落ちるまで教会の前の階段からボーっとしていました。
帰りにミケランジェロ広場(Google地図)に寄るも、まだすごい人。写真の場所取り合戦が熾烈。
ホテルの戻ると22時に。歩き回った疲労と素敵な町並みを堪能した満足感と共に、この日はすぐに眠りに落ちました。
年末にも同じように、フィレンツェ の街並みを気の赴くままに散歩してました。
【フィレンツェ】週末の昼間、あてもなくフィレンツェの街並みをぶらり散策。
同じ街でも、季節によって見え方が違うから面白い。