前回の記事でお話した通り、タクシーの運転手におすすめのレストランを聞き出し、連れていってもらうということに、すっかり味をしめた一向。
今回、パスタの美味しいお店を口数の少ない寡黙なタクシー運転手に紹介してもらいました。
その名は「ル・フォンティシーネ」。駅と中央市場の間にある1939年創業のレストラン。経験上、中央市場の周辺は美味しいレストランが多いので、期待が高まります。
見た目はこじんまりとしているのに、中に入ると広い空間。前回のピザのレストラン同様、フィレンツェの名店にはこういう作りが多いのかもしれません。
パスタをオーダーする気満々で店内へ入ったはずなのに、奥の席へ案内されて向かうまでの間、立派な鉄板の上で焼かれるTボーンステーキを目の当たりに。席へ腰をかける頃にはパスタよりも肉をガッツリと食べたい気分へ。
トマトソースのスパゲッティと700gのTボーンステーキを2人でシェアすることに。
パスタはアルデンテの絶妙な茹で加減。そこにシンプルなトマトソースがかかっているという、これ以上にないシンプルなスパゲッティ。
700gは多いかなと思ったTボーンステーキは骨の重量も含むので、大の大人2人で食べるにはちょうどよい分量。
タクシー運転手のオススメに間違いはないという確信で心の中でガッツポーズをしながら、赤ワインのほろ酔い気分でお店を後にしました。
店舗情報
Le Fonticine / ル・フォンティシーネ
+39 055 282 106
info@lefonticine.com