「傘」という言葉の持つ響きは、雨の日のネガティブな印象をどうしても伴ってしまう。
傘で片方の持ち手は塞がれてしまうし、電車内での傘の置き忘れ、ビニール傘の急な出費を余儀なくされてしまうことも。
少しでもこれらのストレスから解放されたい。
僕は通勤時、快晴の日であろうと、常に「折り畳み傘」を持ち歩いています。
良い折り畳み傘のススメ
100円ショップの折り畳み傘も良くできていて、雨を凌ぐという機能の一点のみであれば十分。おまけに軽いし、破損や紛失に対するリスクにも怯える必要はありません。
一方で、個人的には、少し値が張っても、気に入る良い折り畳み傘を持つべきというのが持論。
バッグに忍ばせている時。
傘を広げる瞬間。
人間というのは自分が思っている以上に単純で、気分のアガる「よいモノ」を持っている否かで日々の充実感が左右されがち。
バッグの中を常に占領する折り畳み傘。
適当には選びたくなかったのです。
良い傘とは
では、良い傘とは何なのか?
人によって答えは異なるが、僕の中では、
・光沢感のある生地
・剛性の高い骨組み
・傘を広げた時のシルエット
傘マニアでもないので、どのように良いモノを探すか思慮していところ、思い浮かんだのが、映画に出てくるような素敵な傘。
ロンドンを舞台にした『シャーロック・ホームズ』や『キングスマン』の映画では素敵な小物が作中に出てきます。
想像するに、ロンドンを舞台にした映画に素敵な小物が登場するのは、イギリスの歴史的な貴族文化が大きく影響していると思います。
ロンドンが貴族や王室ならば、日本は皇室御用達のモノが参考になるはず。
皇室の方に相応しい良い傘でありながら、費用は税金から賄われているので、必要以上に贅沢品ではない。作り手はもちろんメイド・イン・ジャパン。
これほど、モノ選びで信頼できる指標もない。
これまで使用していた折り畳み傘が寿命を迎えてしまったので、新調することに。
前原光榮商店の折り畳み傘
「傘」「皇室御用達」のキーワードをGoogleの窓枠に当てはめて、浮かび上がるのは「前原光榮商店」という昭和23年創業の洋傘の老舗メーカー。
(公式HPより引用)
傘作りには「生地を織る」「骨を組む」「手元を作る」「生地を裁断裁縫する」という工程があるそう。
熟練の傘職人が昔ながらの製法を受け継ぎ、今も製造し続けている稀有なメーカー。傘を広げた時の張りや音、フォルムが美しいのは職人の伝統技術の賜物。
ショールームへ足を運ぶ
オンラインショップや都内の高級百貨店でも取り扱いがされているようですが、東京散歩がてら、御徒町にある本店のショールームへ足を運んできました。
下町風情の漂う街の中にポツンとある本店。
通りにはほとんど人通りがないのに、店内には3組もの男性のお客さんがいらっしゃいました。
折り畳み傘選び
色は黒で、デザインは無地。
少し迷ったのは、折り畳み傘の取っ手のハンドルデザイン。標準の黒ベースのゴールドの線の入ったものから、ブラウンの無地のものへと変更しました。
多様な在庫と、細かいところも相談できるのが、本店の良さ。
女性用のカラフルな傘もラインナップあり
紳士用の傘だけでなく、女性用の長傘も折り畳み傘もあります。
雨の日、自分だけでなく周りの人の気分を明るくさせてくれるカラフルな傘。雨の日が自然と楽しみになりそう。
店舗情報
前原光榮商店
http://maehara.co.jp/
http://www.maehara-e-shop.jp/ (オンラインショップ)
0120-63-2288
おまけ
朝の貴重な時間を「傘を持って行こうかどうか」で迷うのはもったいない。
常にお気に入りの折り畳み傘を鞄に忍ばせておくことで、余計な思考から解放されませんか?