資産運用で育てる「じぶん補助金」

資産運用は、資産の最大化のためではなく、「穏やかに暮らしていくため」に行っている。
経済的自由を担保しつつ、家族円満、健康で文化的な生活を営んでいきたいのである。

具体的には、経済的に精神的に会社に依存することなく(いいように使われるのでなく)、自己実現のためにキャリアを積み、プライベートの時間をしっかり確保、週末には気兼ねなく家族でキャンプや美術館へ出掛けたい。

経済的に何を欲しているかというと、「2億円の宝くじがあたって、日々残高をすり減らしていく」よりも、「毎月数十万円を振り込まれる権利」の方が欲しい。

そんな理想を叶えるのは株式投資の「配当金」だ。今月から新NISA枠内で米国高配当株式インデックスをフルスイングすることにした。つまり、新NISA成長枠で月20万円、つみたて枠で月10万円、これを5年間継続して、1800万円をつみたて投資する計画。

NISA枠到達後も、現役時は余剰資金でつみたて投資に励みたい。

定年後は、慰安旅行等の変動費は退職金でまかないつつも、日々の固定費は「年金」と「不労所得の配当金」で賄っていきたい。

『DIE WITH ZERO – 人生が豊かになりすぎる究極のルール – 』という本で紹介されている「死ぬまでに資産を全て使い切る」という戦略もあるのだが、それは私にとっての最適解ではない。

自分で体を動かせる間は、資産を取り崩すことなく、資産寿命を気にすることない状態でいたいのだ。

米国インデックス投資の他、ポートフォリオの40%程度は国内個別株だ。保有株は総合商社中心で、配当金の振込の時期が年2回のみ。今年は配当金振込の時期が異なるJT、インペックス、AGCあたりの銘柄を購入、年4回の安定した配当金受給する体制にしたい。

年をとるにつれて身体的に劣っていくものが多い中、資産運用体制は時間とともに自分の理想へ成長させていくことが出来る。

ほら、年を取るのも悪くなさそうだ。