日光金谷ホテル、クラシックな大人な時間が過ぎた

ポパイの「SUMMER CLASSICS 僕らの夏の定番。」を読んだら、居ても立っても居られなくなり、避暑地で大人な時間を過ごすべく、日本クラシックホテルの一つである「日光金谷ホテル」へ。

日光金谷ホテルの始まりは1873年(明治6年)。蒸し暑い日本の夏の避暑地として、多くの有名な外国人を招き入れた歴史のあるホテルだ。

ヘレンケラー、アインシュタインも訪れたのだから、それに続かない理由はないということで、旅行サイトへアクセスした。和洋折衷なクラシックなロビー、滞在時間は少ないけれど、ホテルの玄関口だから旅行の印象に残る。

本館と新館の部屋があるが、今回はクラシックを追求して、本館の部屋で宿泊することにした。

廊下と部屋はよく言えばクラシックだが、古いとも言える。バスルームとトイレが同じなのは構わないが、少し下水の臭いがして、ゲンナリするかもしれない。

部屋の綺麗さをここに期待していくのは、浅はかであり、古き良きを味わうのが醍醐味といったところか。

壁は薄いため、静かに過ごすのが大人クラシックな過ごし方。

窓からは新館が見える。もう少し綺麗な部屋が良ければ新館の部屋を選ぶのが良さそうだ。

一番楽しみにしていたメインダイニングルームでのディナー。期待以上の特別な時間を過ごすことが出来た。

前菜、スープ、ステーキ、パン、どれをとっても美味しくて、久々のフランス料理を堪能することが出来た。

特筆すべきはクラシックなモーニング

朝はそれほどお腹が空かず、普段はお腹が空いてから食べる派だが、ホテルの朝食は別だ。追加料金だったとしても、必ず付けてしまうほどにホテルの朝食が好き。

スタッフの方とおはようございますと挨拶を交わし、大きな窓から朝日が差し込む席に腰を下ろす。

キラキラ光る銀食器、卵料理、ベーコン、ジュース、パン、食後のコーヒー。それだけでいい、それだけがいい。

今日はもうチェックアウトの日だ。相対性理論のせいなのか、楽しい時間はいつもあっという間。

チェックアウトして、タクシーで駅まで向かう。

おまけ

クラシックホテルでの宿泊
少し背筋がピンと伸びた
夏のひととき。

本記事のフイルム写真

Leica M-A
Summicron M f2/35mm ASPH.
Kodak Color Plus 200
カメラはスズキ