1ヶ月ほど、フィレンツェに出張で来ております。今日は土曜日。残っている仕事は明日の自分へ任せることにして、観光へ出かけることに。
今回は出張先のイタリア人に勧められるがまま、水の都・ベネチアへふらっと遠出することに。
ガイドブックを持っておらず、事前調べもしていない。唯一、気を利かせたのはグーグルマップをダウンロードしただけ。あとは何とかなるし、楽しめるはず。
どうやら、間が悪く、ベネチア行きの列車は1時間後。
しかも、券売機でタッチパネルの使い方が分からない老夫婦に横入りされるという始末。
『心を整える』
この本に非常に影響を受けている僕としては心に荒波を立ててはならない。
お礼を言う老夫婦へ「良い一日を」と言葉をかけて、余裕のある男を演出。
せっかくだから、列車までの1時間で朝食をとろう。もう常連になりつつあるアメリカ系のカフェに行くことに。
【フィレンツェ】NY発・Arnold Coffee、アメリカンスタイルでホッと一息
しかし、ここで、またしてもオーダーの際におばさんに横入りされる。
今日はクリスマスの1週間前。日本でいう大晦日にあたる日のせいなのか、みんなバタバタしている。今日はそういう日。覚悟を持って出かけよう。
座席は全席指定で、シートも広くて快適。
運良く、ベネチアの島に渡るときに海が見えるという左側でした。
電車内ではキンドルアプリで、『今夜も金で解決だ』という本を読みながら、横入りされながらも買ったコーヒーを片手に2時間をゆっくり過ごす。
少しずつ、僕の心も平穏を取り戻すことに。
駅の改札から出たらとたん、期待以上に美しい街並みで来て良かったと確信。これはかなりのフォトジェニックが期待できそう。
まずは、お腹空いたので、小道に入って、初めに見つけたカジュアルなレストランでお腹を満たす。
ボンゴレパスタにハムのオムレツ。このイタリア滞在で大好物になったものをオーダー。そう、好きなものは飽きもせずオーダーしてしまうサガ。
ランチを終えた後は人の流れに沿って歩いてみた。小道をどんどん進む感じで、まるで迷路。
途中のお土産屋さんでコレクションしているご当地マグネットを購入。
小さな運河を渡って、
どこへ導かれているのか分からない標識に従って歩く。
すると、道が少しずつ開けてきて
立派な橋を登っていくと、ベネチア的な光景に出会えました。
この構図どこかで見たことあるぞと思ったら、僕の父が絵を描いていた光景ではないか。
ここまで来ると欲が出てきて、ベネチアが水没してしまっています的な映像でお馴染みの広場へ行きたい。
引き続き、人の流れに沿って歩くと、誰もがテレビで見たことはあるであろう有名な広場へ。
僕のカメラではどんなに引いても、広場全体を写すことができない。それだけ、やはり広かったし、開放感もある。そして、超広角カメラが欲しい。
駅へ戻るには水上バスが便利そうだったけれど、イマイチどこへ連れて行っちゃってくれるのか分からなかったし、健康のためにも再び来た道を歩いて戻ることに。
そして、帰りは見事に迷う。グーグルマップをダウンロードしておいて助かった。
だんだん、陽も暮れてきて、焦りもしたけれど、
無事に駅に戻ってこれてよかった。
ベネチアの街並みはため息が出るほどに綺麗。