セミが鳴き始め、
日陰を探して歩く季節がやってきた。
写真映えしそうな、横浜の高級住宅地、山手。
港の見える丘公園は文字通り丘の上にあり、夏場に訪れるのは一苦労。
日陰のベンチでは老若男女問わず、あまりの暑さに項垂れていた。
公園近くの自販機に群がる人々。
公園を後にして、街路樹の影を沿うようにして歩く。
ここ山手は開港以来、外国人の駐留地として栄えた場所だ。フランス軍が駐屯していたフランス山など地名にも名残があるのが特徴。
そのため、外国人居留民の洋風住宅、キリスト教系学校なとがある。
ここは山手234番館。昭和初期に建てられた外国人用のアパート。現在は1階は山手234番館の歴史を紹介する展示室、2階は貸しスペースとなっている。
ここは十番館山手店。祖母がこのレストランが好きで、馬車道本店には何度か足を運んだことがあるが、山手店へは行ったことがない。今度、妻を誘って、お茶だけでもしに行きたい。
イギリス人貿易商のベーリック邸。現在は無料で一般公開されている。
スイス人貿易商のエリスマン邸。今はコロナ禍のためか1階部分しか見学出来なかった。
アフタヌーンティーで人気な「えの木てい」この日も混雑していて、入店は叶わなかった。
丘を下り、元町のショッピング通りへ。
土地柄か、コロナ禍にも関わらず、外国人を多く見かける。
歩行者天国になっており、多くの方が買い物を楽しんでいた。
僕は通りにある喫茶店に入り、妻が東京での用事を終えて戻ってくるのを待つことにした。
本記事のフイルム写真
Leica M-A
Summicron M f2/35mm ASPH.
Kodak Color Plus 200
KJイメージング