【上野】令和の時代に残る純喫茶・ギャラン

昨年の桜の季節、
僕は上野にいた。

一年の大半を海外で生活する僕にとって、
桜の季節に日本に帰れることはこの上ない喜び。

ただ、桜の名所として有名な上野なのに、桜の写真は一枚も残っておらず、あったのは、上野のカフェ巡りの記録。

・・・

この日はよく晴れていて、
上野も目眩がしそうなほどの人だかり。

息苦しくなってハッと空を見上げてみたところ、視界に飛び込んで来たのは、カフェというより喫茶と呼ぶのが相応しいであろう昭和テイストの「コーヒーショップ・ギャラン」

日焼けした看板といい、
古めかしいフォントといい、
絶対に間違いないやつだ。

期待を胸に膨らませながら、入り口の2階に足を運んでみると、案の定、待ちのお客さんがいるほどの大盛況。

カウンター席で待っていると、運良くテーブル席へと案内されました。

静かなカフェもいいが、
たまには活気に溢れるカフェもいい。

まずは、定番の「ブレンドコーヒー」で一息つく。

余談だが、この手の縁が薄いカップの方が美味しく飲める気がする。コーヒーが冷めないよう、あえて分厚い縁のカップを採用しているお店もあるが、個人的には薄い方が好き。コーヒーの味がダイレクトに伝わる気がするし、何より軽く、コーヒーを飲む所作も優雅な気がするから。

置いてあると、ついついオーダーしてしまうのが、「レアチーズケーキ」

濃厚なのもいいが、
ここのケーキは雲のようにフワフワしており、
その浮ついた気持ちのまま、
桜を横目に帰路についた。

店舗情報

ギャラン
8:00-23:00
年中無休
03-3836-2756