海外旅行へ出かける際は必ずと言っていいほど、「地球の歩き方」を持参しています。
場所に限らず、どこにも行けないじゃんって突っ込みたくなるほど、治安情報についてはかなり警告されているのがお決まり。
けれど、ローマ編の治安情報の量は群を抜いて多い。旅行者が多く、その分、多くの体験談が寄せられているのだ。
そんな僕も今回、ローマのテルミニ駅からホテルまでの間に、何者かが背後からリュックのチャックを開けて、スリの被害にあいそうだった。
後から振り返って思い出してみると、信号待ちの時に後ろのリュックに違和感を感じたのを覚えている。たぶん、その時にリュックを少し開けられて、ホテルまで付いてきたに違いない。
そして、ホテルの入り口で後ろから急に引っ張られて、気づいたらリュックが全開に。
テルミニ駅に着いたので夜の20時。
長時間のフライトの疲れで注意力が散漫しているところを見透かされてやられました。
不幸中の幸い、何も取られていない(たぶん)のでよかったのですが、大の大人でこんなことをやっている人が思うと、怒りを通り越して、ガッカリです。
ホテルのボーイさんが2人、駆けつけてくれて、
「大丈夫か」と声をかけてくれました。
悪い人もいれば、良い人もいる。
そんな世の中であることを再認識させられた瞬間でした。
翌日、ローマ観光へ出掛けるつもりでしたが、こんな負の気持ちで観光すべきでないと判断した僕は、行き慣れたフィレンツェへ向かうことに。
旅の思い出として消化するには少し時間がかかりそう。
また次回のフィレンツェ出張の時にローマへ再訪問し、その時はちゃんと用心しようと思います。