プロフィールへのアクセスありがとうございます。旅をテーマにしたWEBマガジン・earthwalkersの編集を担当している
「吉田ユウ」です。
earthwalkersは日本を含めた世界各地のことを紹介していき、このサイトをきっかけに、読者の皆さんに
「次の休み、久々にどこか出かけようかな」
っという思いが芽生えてもらえるようなWEBマガジンを目指しています。
僕がどのように海外へと関心を抱くようになったか、そして、今、どのように考えているのか綴っていきたいと思います。
僕が初めて海外へ行ったのはちょうど2歳の頃。訪れた場所はオランダでした。まぁ、訪れたというより、連れて行かれたというのが正確な表現ですが。
当然、当時の記憶はほとんどないのですが、テーマパークで模型の列車をずっと眺めていた記憶が微かにあります。
15歳の時、3週間のシアトルでホームステイプログラムに参加しました。もともと、引っ込み思案だったはずの僕が何故、ホームステイへ行きたいと当時思ったか、今となっては完全に謎です。
もしかすると、中高一貫の学校だったので、高校受験がなく、刺激のない毎日を繰り返していて、悶々としていたのかもしれません。
自覚を持っての海外は初だったので、海外の地を踏みしめた時には、
「アメリカも同じように太陽が昇るんだなぁ」
と心の底から思ったものです。
まさか将来、海外で働くことになるとは、その時は微塵も思いませんでした。
ソニーのウォークマンのような画期的な製品を将来開発したい。そんな思いで理系の大学へと進学しました。想像していたのは、日本の開発拠点で黙々と開発へ勤しむエンジニア像。
ところが、そんな僕にも大学4年生の時に転機が訪れました。
配属された研究室での研究内容を国際学会で発表することに。正確には学会発表を行う先輩のサポートで、僕はポスター発表を担当しました。
訪れた場所はスペイン・バルセロナ。
そして、僕のポスター発表も多くの方に興味を持ってもらい、技術という世界共通の言語で話し合えたことは、これまで感じたことのない喜びでした。
とは言え、学会の主役は講演発表。堂々と多くの人の前で発表する先輩の姿を見て、僕もいつかあの場へ立ちたいと思ったのでした。
修士 1年生となった僕は再び国際学会へ参加することに。しかも、今回は1年前に憧れた先輩と同じ講演発表で舞台の上に立つことに。
しかも、その時は予算の都合でたった一人で参加。
場所はキプロスという島国。
発表はすごく緊張しました。特に発表後の質疑応答。どんな質問が出てくるか分からないし、英語が聞き取れるか心配でした。
案の定、ギリシャ訛りの英語で質問が飛んできましたが、何とか答えて無事に終了しました。
この時の経験が自信になり、将来、海外で働きたいと強く思うようになり、就職活動へと突入しました。
大学で学んだ理系の知識を生かしたい、海外で働きたい、この2つを念頭に就職活動しました。当時、リーマンショック直後で求人が少ない中、今の会社に声をかけてもらえもらい、今に至ります。
社会人になり、経済的にも自由が利くようになり、海外旅行する機会が増えました。
また仕事でも、出張やら赴任やらで、色々とプライベートを翻弄させられています。
けれど、訪れなければ見れなかった景色、感じなかったこと、日本人としての自分。
物理的にも精神的にも別の視点から物事を考える機会が圧倒的に増えたような気がします。
どこかへワープする度に、自分の常識を試させられている気分です。