感性を巡る旅、世界の絶景写真集『JOUNEY』

旅好きな僕のために一冊の本が送られてきた。

それは『JOURNEY』という世界の絶景を集めた写真集。

手に取った瞬間、これはいい本だから、時間がある時にゆっくり読みたい。
そして、先日、やっとその本を開くその時が訪れたのだった。

この本は写真集という顔を持ち合わせると同時に、格言のようなメッセージも添えられてる。

メッセージは偉人の名言から始まるだが、読み進めていくと、漫画の登場人物のセリフだったり、バンドの歌詞だったりと、幅広いジャンルから引用されていて面白い。

僕は歴史小説が好きで、『坂の上の雲』『竜馬がゆく』『三国志』等を愛読しているのだが、

時代が変わっても、
人間としての本質はなんら変わりはないし、
生きていく上で大切にすべきものも変わらない
というのが持論。

つまり大事なことは普遍的なこと。穿った見方をすれば、それは小さい頃に親から教わるような極めて当たり前なことが多い。

この『JOURNEY』に添えられているメッセージも読み手によっては、当たり前で平凡で驚きに値しないかもしれない。

これって、非常に危険なこと。

どんな絶景を目の前にしても、
どんな優れたメッセージを投げかけられても、

受取り手の感性次第で、

それを素直に自分の中へ上手く取り込むことができる人もいれば、
それを鼻から受け付けずに拒む人もいるということ。

そりゃ、このご時世、画像検索すればいくらでも出てくるから、新鮮味は薄れるし、グーグルのストリートビューを使えば、簡単に行った気になれる人もいるかもしれない。

僕はいつでも素直に、等身大の自分の器で、この世界に広がる景色、言葉、想いを受け止められる人間でありたい。