ポパイの2018年12月号の「一人旅いってきます。」という特集に影響されて、僕も釜山へ一人旅。
当初はソウルに住む友人にも会いに行く予定だったのだが、年の瀬で予定があわなく、12月の釜山に4泊5日もすることになった。
一人旅のテーマはポパイの特集通り、
「くいだおれ」。
昼と夜とで、合計6食を平らげてきたので、紹介したいと思います。
#01 韓牛プルコギバーガー
初日、博多からビートルという高速船で釜山に着いたのが夕方。土地勘もなく、ウォンも持ち合わせていなかったので、グローバルスタンダードのファーストフードへ。
とは言え、ここは韓国。
マクドナルドではなく、ロッテリア。
単なるハンバーガーではなく、韓牛プルコギバーガー。
テリヤキバーガーのような味で、美味しい。バンズも甘く、バンバーグも大きくて、満足。コーヒーとポテトはマクドナルドには敵わない模様。
ロッテリア・釜山駅前店
#02 チャガルチ市場食堂でヘルムタン(海鮮鍋)
2日目、ホテルで朝食を軽く済ませてから向かったのは、チャガルチ市場。
今にも動き出しそうな新鮮なタコ。
チャガルチ市場はビルの中に入っており、1Fで購入した魚を2Fの食堂で調理してもらえるらしい。
2Fの食堂には、持ち込み以外にも通常メニューもあり。僕はヘルムタンという海鮮鍋(30,000ウォン)をオーダー。
食材の豪勢さとは裏腹に、味付けは塩とコショーのみでいたってシンプル。ひとりで食べる量ではないと思いつつも、ペロリと平らげてしまう。
#03 国際市場のキンパ、おでん、餃子
人とモノで溢れかえる国際市場。夕方になると、屋台が出始めて、いい香りが漂い始める。
人があれよ、これよと吸い込まれていく人気店。僕も柳のようにしなやかに、流れに身を任せて、思わず入店。
オーダーしたのはキンパ、おでん、餃子。
キンパとは韓国版太巻きのこと。覆っている海苔に韓国海苔が使われていて、美味しい。日本統治時代に伝承されたおでん。冷え切った体を温めてくれる優しい味。
#04 海雲台の専門店でサムゲタン
少しずつ、釜山の街並みに慣れ始めた3日目のお昼。40年以上の老舗であるサムゲタン専門店へ。鶏の中にご飯を詰めて、煮込んだ、サムゲタンをオーダー(16,000ウォン)。
鶏肉のダシと、隠し味のスパイス(少しカレー風味)が絶妙で、帰国した 今もこの味が忘れられない。
場所はリゾート地として人気のある海雲台。駅からから徒歩圏内で、入り口は2階。玄関前で、靴を脱ぐのを忘れずに。
#05 西面の繁盛店でデジクッパ
鶏の次は牛。行列の出来る人気店、ソンジャンサムデクッパブへ。
正直、濃厚な味のサムゲタンの後だったので、こちらのデジクッパブの味は淡白に感じられた。これで7,000ウォンだから、安くて、お腹いっぱいになれる、これはこれでいい。
場所は西面(ソミョン)という釜山一の繁華街。ここはデジクッパブ激戦区とのこと。
#06 チャガルチ市場食堂で刺身
釜山に来たからには刺身でしょ、という感覚が韓国の方にはあるらしい。僕も習って、チャガルチ市場の食堂で刺身セットをオーダー(30,000ウォン)。
ところが、最終日にして、韓国の洗礼を受ける。刺身セットをオーダーしたはずが、来たのは一種類の刺身のみ。
何の魚なのかも分からず、もくもくとひとりで食べるという始末。美味しかったのは、魚のダシの効いたわかめスープ。あったかいスープは寒い釜山では文句なしに美味い。
お店の場所はチャガルチ市場の新東亜市場棟 1F 入り口近く。
食い倒れ、釜山!を終えて
12月の釜山の寒さは厳しい。例えるなら、スキー場のよう。寒い上に乾燥しており、風は冷たかった。その分、温かいご飯がお腹も心も満たしてくれる。
韓国の食文化は日本と近く親近感がありつつも、違っていて面白い。
今回、自分の中でヒットしたのはサムゲタン。コリアタウンとして有名な東京・新大久保に美味しいサムゲタンのお店があるかもしれないから、是非とも、探してみたい。
今回は一人旅であったが、食事は1人よりも、気の置けない人とがいい。次はソウルで食べ歩きツアーをしたい。
おまけ
ポパイという雑誌を読むきっかけはコチラ。好きな雑誌が出来ると、来月が楽しみになる。