旅行好きだけでなく、全国区で有名となった「星野リゾート」。僕も癒しとワクワクの両方を求めて、星野リゾートの本拠地である「星のや軽井沢」へ。
友人談ですが、星のやの従業員の方に聞いたところ、従業員の中で(勤務する上で)一番人気なのは「星のや軽井沢」軽井沢とのこと。これは期待できそう。
軽井沢駅から星のやまでのアクセス
軽井沢駅から宿までのアクセスはシャトルバスが便利。便数は多くないので、公式HPで事前調査は必須。
シャトルバスの乗り場は軽井沢駅の南口前のバスターミナル。ひときわ目立つシックな黒のバスが「星のや行き」。
座席も革張りで期待で胸が膨らむ。
ロビーでのチェックイン
シャトルバスで揺られること20分、「星のや軽井沢」に到着。棚田の田園風景を彷彿とさせる庭をバッグにしたロビーが出迎えてくれます。
ウェルカムドリンクで通された席から撮影した食事処。こちらも棚田のように席が段々となっている。
まだ残暑が続く中、庭で冷たいドリンクを片手に談笑する方々もチラホラ見かけました。
一番人気は「水波の部屋」
星のや軽井沢の部屋は「水波の部屋」、「山路地の部屋」、「庭路地の部屋」の3種類。メディアでよく紹介されているのは、「水波の部屋」。ここが一番人気なのだそう。
水波の部屋のテラスでの読書は、至福のひとときに違いない。
選んだのは「山路地の部屋」
僕は人目を気にせずにゆっくりできそうな「山路地の部屋」を選択。
宿泊した部屋は、奥まった急斜の高台に位置するため、静かで見晴らしもよく、期待以上で大満足。
一方で、日頃の運動不足のせいか、道中の階段は結構キツかったのが唯一の難点。足の不自由な方にはオススメできないのが残念。
室内の中央に頓挫するベッド。段差がないようで実はあるので、寝起きの際はくれぐれも躓きに注意。これもまた足の不自由な方にはオススメできない理由のひとつ。
温泉ではないけれど、檜の香りが楽しめるお風呂。お湯張りも全自動なのが、地味にありがたい。
最低限のアメニティは揃ってますが、クオリティは普通で、期待していただけに、若干、肩透かし間あり。
ロビーのドリンクは飲み放題
多少人目のある方が落ち着く方はロビーで過ごすのもあり。写真手前のスペシャルドリンクは時間帯によって変わるので、訪れる度に楽しめます。
部屋にいると極端に自堕落になってしまう僕。ロビーの方が少し緊張感をもたらしてくれるので、読書に向いている。
スパークリング・ワインも飲み放題。
ディナーは日本料理「嘉助」での懐石料理
星のや軽井沢内に唯一ある日本料理レストラン「嘉助」。食べログでの口コミは1,300件以上もあり、評価は3.6点と高評価。座席は掘りごたつなので、体に負担をかけることなく過ごすことができます。
訪れたのは9月中旬。「山の懐石 秋」という、旬の食材をふんだんに盛り込んだコースで秋を先取り。
スタッフさんがお料理を一品ずつ丁寧に説明してくれます。毎度、「どうでしたか?」と感想を聞かれるのは少し億劫ではあった。
きのこの壺蒸し。顔を近づけるとふわっと秋の香りが漂い、きのこの風味が凝縮されていて、美味しい。
追加料金を払って選択した和牛ステーキ。大げさな器で運ばれてきたから、肉の大きさに期待したものの、実際のサイズは上品そのもの。もう少し大きかったら、よかったのに。
「赤だしの味噌汁」と「松茸ご飯」の組み合わせは無敵。
夕食を終える頃には、陽も暮れて、ライトアップで幻想的な風景に。部屋に戻るまでがディナータイム。
翌日もしっかりと朝食
朝から強い日差しが差し込むものの、清流の爽やかな音が暑さを和らげてくれます。
頭をすぼめながら寝ている様子が愛くるしいカモ。
朝食もディナーと同じ日本料理レストラン「嘉助」。
朝から旬のきのこをふんだんに使った鍋。
鍋以外の料理も充実。朝からこれだけの種類を口にできるのは、旅館の朝食ならでは。
目も覚めるような、朝から色とりどりで華やかな朝食。
このだし巻き卵、もう一度食べたい。
チェックアウト時間は12時なので、朝食後もゆっくりと過ごすことが出来るのが嬉しい。
星のや巡り
ずっと行きたかった「星のや軽井沢」。「星のや」のブランディングによる宿泊体験のワクワクは他では味わえません。単なる宿泊に留まらず、一種のエンタメに近いような感覚。
ただ、宿泊費が決して安くないので、「また、泊まりたいか?」と問われると、「一度で十分かな」というのが正直な感想。同じ料金を支払うのであれば、もっと別の老舗旅館に宿泊したいから。
一方、「星のや」は軽井沢だけでなく、日本各地(東京・京都・沖縄・富士)、そして海外(バリ・台湾)にも展開しており、その場所によって雰囲気もガラリと変わるそう。
今回の宿泊で、「星のや」の世界観にどっぷりハマってしまった僕。今後は各地の「星のや」へ泊まって回りたいと思います。巷では「星のや巡り」と言うそう。
長い歳月をかけて「星のや」を巡る旅。さて、次はどこへ行こう。