【ジョグジャカルタ】世界最大級の仏教寺院・ボロブドゥール遺跡巡り

世界的に珍しいピラミッド型の寺院。

世界遺産にも登録されているこのボロブドゥール遺跡を見たくて、ジャカルタから1泊2日・弾丸旅行に出掛けたのである。

ボロブドゥール遺跡の玄関口となるジョグジャカルタの空港に着いたのは朝の6時40分。ボロブドゥール遺跡で過ごす時間をたっぷりと確保するために、早起きしてきたのだ。

初めてのボロブドゥール遺跡観光。勝手が分からなかった上、調べる時間もなかったので、大手で安心のHISの日本語ガイド付きのチャーターカーを手配。

【日本語ガイド付き】チャーターカー(当日確定)

ホテルのロビーに8時に待ち合わせ。時間に大らかなインドネシア人が多い中で、ガイドとドライバーは20分前には迎えに来てくれた。HISの日本流の指導がよく行き届いている。

ジョグジャカルタ市内からボロブドゥール遺跡までは1時間半ほど。トイレはホテルの綺麗な場所で済ませ、

日中は暑いので帽子、ハンドタオルを持参。水は遺跡公園内でも販売されている。

外国人でもキタス所持者だと入館料がかなり割引きされるので、その旨、ガイドに伝えた方がよいことが分かった。

僕はキタス所持者なので、チケットはインドネシア人価格で購入でき、空いている外国人専用のゲートから入ることができた。

これも日本語ガイドがいてくれたおかげで、非常にスムーズ。何も知らずに並んでたらと思うと恐ろしい。

遺跡公園内に入り、しばらく歩くとボロブドゥール 遺跡がみえてくる。近付くにつれて、その迫力に息を飲む

遺跡の側面に刻まれたレリーフという彫刻が有名で、一つ一つに物語と教えが刻み込まれている。

日本語ガイドが丁寧に解説してくれる。この語りが面白かった。ガイドがいなかったら、そのまま上段へ登り、あっさりした観光になってしまっていたであろう。

遺跡の頂上にはストゥーパと呼ばれる仏塔が多数ある。この光景が絶景。

ストゥーパの中には仏像か鎮座している。この覆いが取り外され、仏像が露わになっているものもある。写真撮影の場所争いが絶えない。

頂上にそびえ立つ大ストゥーパの周りを右回りに3周回ると願いが叶うとのこと。

階段を降りた後は、全体が綺麗に見えるスポットへ。

世界的に珍しいピラミッド型の寺院。山を信仰する土着の宗教の影響らしい。

実際、ボロブドゥール遺跡は盆地にあり、山々に囲まれている。ジャワ島を代表する活火山・ムラピ山。

この山の大噴火によって、ボロブドゥール遺跡は火山灰で覆い尽くされ、19世紀になるまで、1000年間発見されることはなかったという数奇な歴史をたどる。

ボロブドゥール遺跡の外観は岩が整然と組み上げられて、綺麗な四角錐を形作っている。これを接着剤もコンクリも一切使っておらず、日本の宮大工のように、はめ合せを利用して構築されている。

そして、側面には数え切れいないほどのレリーフの彫刻の数々。

一体、どれだけの歳月と労力を費やしたのか想いを馳せると途方もなくなると同時に、時の王朝の権力の偉大さを垣間見ることができる。

ムンドゥットゥ寺院へ移動

ボロブドゥール遺跡を後にして、車で数十分のムンドゥットゥ寺院へ車で行くことに。ボロブドゥール遺跡と同様に側面にレリーフが刻まれ、物語と教えが存在する。遺跡の中心にある仏様にお祈りし、近くの立派なガジュマルの木のツタにぶら下がって遊んだり。

おまけ

ムンドゥットゥ寺院の近くで、ストゥーパのお土産を購入。

蓋を取ると、仏像が出てきて、よく再現されている。

土台にされているのは、イタリアの古本屋で買った本。部屋のインテリアも旅の思い出たちで囲まれてきた。

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