幸福論を巡る旅。

先日、それもふとした瞬間、「幸せって何かな」と問いかけられました。

今はインドネシアのジャカルタに住んでいるのですが、インドネシアの人たちは非常に幸せそうだなと僕の目には映っています。

もちろん、貧富の差はあるし、全ての人を理解した上で導いた正しい帰結ではないけれど、

年中暖かくて凍え死ぬことはないし水も食料も豊富で飢え死ぬことも考えられない

そんな土地柄のお陰か、総じて、みんなおっとりしていて、愛嬌があり、寛容な人たちである。

そんな彼らが僕にはただただ幸せそうに見えるのである。

急に答えもない問いを持ちかけられて、普段から幸せについて深く考えているわけでもなく、

ただ毎日をやり過ごしているだけに限りなく近い僕なのですが、自分でもびっくりするぐらいすらっとこう答えました。

「それって、心のあり方なんじゃないかな。」

いくら経済的に自由でも、生まれながらにして、容姿が整っていたとしても、
心が幸せじゃないと決めつければそれは不幸せになるし、

逆にどんな逆境に立たされてても
心が幸せだと感じることができれば
それは立派に幸せなんです。

結局は、幸せとは自分の心が決めること

とは言え、人は環境に影響されやすい生き物で、

周りから褒められれば嬉しいし
貶されれば悲しい

お金はないより
あった方がいいし

容姿だって、悪いより、整っていた方がよいのは、思春期以降、付き纏う受け入れなければならない現実

朝、晴れていればウキウキするし
雨でジメジメしていれば陰鬱な気になることもある

それでも、自分をしっかり持って、日々の営みに感謝することができれば、僕たちはいつだって、どこにいたって幸せになれる。

自分の心と向き合う
自分を取り巻く人たちの心と向き合う

その先に本当の幸せがあるのではないでしょうか。