【黒川温泉】「街全体が一つの宿、通りは廊下、旅館は客室」スケールの大きい宿をぶらり散策

街全体が一つの宿
通りは廊下
旅館は客室

と評される黒川温泉。

決して広いとは言えない温泉街だけれども、街全体に統一感があるから。

情緒ある街の雰囲気
自然を生かした露天風呂
落ち着いた雰囲気に魅了されてやってきた人々。

僕が黒川温泉を訪れたのは7月前半。
まだこの時期の黒川温泉は閑散期。夏休みの始まりから紅葉シーズンの終わりまで、宿は大忙しとのことです。

少ない観光客の中で目を引いたのは外国人観光客の存在。
九州の温泉と言えば、別府や湯布院の知名度が高いのにも関わらず、黒川温泉を訪れるなんて日本通な方たち。

食べ歩きはぶらり散策の醍醐味の味がした

今年の夏は特に暑く、自然に囲まれて、川が流れている黒川温泉もその例外ではありませんでした。

街を散策しながら、ソーダを飲んだり、カフェでアイスコーヒーを飲んだり

坂の途中にある和菓子屋さんで、「どらどら」というあんことクリーム大福をはさんだ、どら焼きを食べたり。

外国人観光客の方が暑いのでアイスを買おうとしていたのを、店員の方が拙い英語で、「どらどらの方が有名でオススメです」と言い切る程の自慢の商品。

数日の宿泊にも関わらず、僕もすっかり虜になり、リピーターになってしまいました。

地蔵の隣にあるケーキショップの地元のジャージー牛乳で作られた「地蔵プリン」。カラメルソースの程よい甘さと冷たいプリンが、火照って、歩き疲れた体を癒します。

カフェレストラン・わろく屋の「馬肉カレー」。カレーなくして、夏休みは語れない。

坂の上にある鉄板焼き屋の「やきそば」。暑い中、大将が焼いてくれました。鉄板の上で作られたやきそばは、夏祭りの出店のそれの味がした。

露天風呂巡り

肥後細川藩の御用達という格式のある歴史を持つ黒川温泉。

せっかくなら、宿泊の宿以外の露天風呂も楽しみたいもの。昼間の明るい日差しのもと、川のせせらぎを聴きながら、湯に浸かるのはこの上ない、贅沢だから。

「風の舎」というインフォーメーションセンターで、どの宿が日帰り温泉を開放しているのか教えてくれます。僕は「新明館」「わかば」の露天風呂に入ってきました。

タイトルを忘れてしまったのですが、小さい頃、父親と息子が日本各地の温泉を巡るという絵本が好きでした。もしかすると、旅行好き、露天風呂好きの原点はその絵本なのかも。

おまけ

一軒で儲かろうとしても、一軒も儲からない。

街全体で盛り上げようとする黒川温泉の意気込みを感じるオシャレなサイト。
温泉街のマップの絵の感じがいい。

https://www.kurokawaonsen.or.jp/

僕の好きだった絵本のタッチもこんな感じだったな。