【ベネチア】青い空と運河沿いの黄色いお家。春の心地よい時期に再訪

街の雰囲気の印象って、訪れた日の季節や天候に大きく左右されてしまいがち。

一度、訪れただけで、印象を決めつけ、分かったつもりになってしまわぬよう自分に言い聞かせている。

人と同じように、街にもいろんな一面があるはずだから。

今回、5月のとても晴れた日にベネチアへ行きました。

前回のクリスマス一色だった12月とは異なるベネチアの街の雰囲気に期待を込めて、フィレンツェを出発。

フィレンツェからベネチアまでは電車で約2時間。この時期は観光シーズンで混んでいるので、チケットはネットでの事前購入をオススメ。

実際、前夜にチケットを探したのですが、早朝出発、夜帰着の時間帯の電車の席は埋まってしまっていました。

10時発の電車に乗り、ベネチアに着いたのは12時。

朝食をしっかりとったはずなのに、移動中の車内からお腹を空かせてしまう。

本日は晴天なり。

観光日和の天気で、気持ちもあがる。

駅を降りると、目の前の運河を颯爽と横切るボート、同じイタリアなのにフィレンツェとは別世界の景色が飛び込んできた。

前回と同様に、標識に導かれるがまま歩く。

途中で腹ごしらえ。大好きなボンゴレを胃に充填させる。電車内からずっとお腹を空かせていたことも相まって、海の幸の栄養が身体中に行き渡る。

ポカポカ陽気だったせいか、運河も、空も、お家も、春の陽気を喜んでるいるかのように見えた。

この照明のフォントの感じ、イタリアっぽくて素敵。

ベネチアと聞いてまっすぐに思い浮かべるのは、この運河の風景。

そして、運河に負けずとも劣らない、人の流れ。

その流れに身を任せて、サン・マルコ広場へと辿り着きました。細い小道をさんざん抜けて、パッと広場へ抜ける瞬間はぶらり散歩の醍醐味。

生演奏を奏でているテラス席のあるカフェで、紅茶を飲みながら、午後の昼下がりを堪能しつつも、体を休める。

普段はスマホを片手に下にうつむきがちだけれど、今日は自然と空に見入ってしまう、そんな気分上々な一日となった。